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Stranger in This Town / RICHIE SAMBORA
kotora ★★ (2003-11-02 21:34:00)
言わずと知れたBON JOVIのギタリスト、リッチー・サンボラのソロ作。
彼のルーツがブルーズにあるのかどうかは知らないが、これを聴けばそうなんだろう、と思わざるをえないほど、BON JOVIと比べて、ブルーズ色の濃い内容となっている。M-7"ROSIE"、M-9"FATHER TIME"辺りの一般受けしそうな曲を中心に考えると、「適度に洗練されたクールなブルーズロック」といったほうが適切かも。
時代はブルーズ(フィーリング)にルーツを持つハードロック・へヴィメタルが興隆していた頃で、ホントかウソか、多くのアーティストがブルーズルーツを公言していたような記憶がある。もともとゲイリームーアなどはわかりやすいが、バリバリのイメージがない人がこういった作品を発表すると、戸惑ってしまう。
内容はそこそこ素晴らしいし、彼が取っているヴォーカルも、そんなに悪くない。しかし、リッチーサンボラの場合、どういった人達が聴くのだろう?と思う。BON JOVIファンの人が素直に受け入れられる作品ではないし、ブルーズの人が聴くわけでもない。バンドのギタリストのソロ作に、とってもありがちなパターンである。僕は、この手のニッチ的サウンドが好きだし、このアルバムに関しては、もっと聴かれてもいい作品なのに…と思ってしまう。

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