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Need to Control / BRUTAL TRUTH
うにぶ ★★ (2003-02-28 00:00:00)
1stがけっこう整合感のあるデス/グラインド(あれ、そんなにCARCASSに似てますか?)だったのに対し、ドラムがリッチ・ホークに変わったせいもあってか、かなりひねくれてきました。全員がいけない成分を摂取するようになったのも大きいようです…(向こうじゃ合法?)
1曲目「COLLAPSE」がいきなりドゥーム/スラッジな遅重曲。ゆっくり、じっくり腹に響きます。極端を求め続ける姿勢がよく表れていていますね。まあ、ブラック・サバスをカヴァーしたり、リー・ドリアンと付き合いのある彼らのこと、もちろん己の内側から滲み出た音楽性でしょう。
後は当然爆走グラインドコア/ハードコアが続くわけですが、前作をそのまま踏襲するなどということはせず、次々新しい要素が顔を出します。次作ほどに混沌と入り混じっているわけではなく、1曲ごとのアイディアがちゃんと目立っているので、ある意味分かりやすいです。
それにしてもケヴィン・シャープのヴォーカルは凄すぎ……地を這う重低ヴォイスからやぶれかぶれなわめき声、異様なテンション、喉の裂けそうな悲痛なまでの叫び……更には普通にも歌える。どういう喉だ?
そして何より声にこめられた感情の迸り。胸を打ちます。ま、共感するかどうかは別として。
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