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Purpendicular / DEEP PURPLE
クーカイ ★★ (2002-07-10 18:36:00)
'96年発表。リッチー脱退後、スティーヴ=モーズを擁した第8期のメンバーによる1作目。
多分本作のことを、駄作だなんだ言う以前に聴いてすらいない人って多いんだろうな。
"リッチーのいないDPは、DPではない。"そう言いたい気持ちはよくわかる。
"4期はまあ許せても、8期のモーズは許せん。"まあね、バンドのカラーをかなり変えちまったもんな。
だがしかしである。本作もまたDPのアルバムとして、決して恥ずかしくない出来なのだ。
本作の最大の売りは、なんといってもギターとキーボードのバトルが復活したところにある。
まるで'70年代に戻ったかのような溌剌としたプレイが随所に光っている。
確かに我々がDPと聞いてすぐに脳裏に浮かべるような楽曲とは、少々毛色の異なった楽曲群が本作の主体を占めてはいる。それでもギランが叫びロードがキーボードを引き倒せば、それはまごうことなきDPの姿だ。
とにかく、メンバーが楽しそうにプレイしているのが嬉しい一枚。あえて名作と呼ばせてもらう(聴き手を選ぶ作品だけどね)。
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