この曲を聴け! 

Condition Red / IRON SAVIOR
クーカイ ★★ (2003-02-05 01:01:00)
実のところ、C3さんに勧められていなかったら聴いていなかったと思う。
正直言ってもの凄く気に入りました。
何が良いか。まずなによりもギターのエッジが立っているところ。
色々なところで書いたが、私はジャーマンメタルと言われるものはどうも苦手なのだ。ただし、以前に確かYOSIさんがいみじくも看破されていたとおり、ジャーマンメタルと言っても初期は雄雄しいコーラスをサビに配したパワーメタルをプレイしているバンドをジャーマンメタルと呼んでいたのだ。その時期のもの及びその系譜を引くものは私も大好きなのである。例えばACCEPTなどがそうだ。また、男っぽいコーラスはないがSINNERやGRAVE DIGGERも大好きなバンドだ。
で、本作であるが、曲的にはHELLOWEENの2nd発表後にブレイクした、スピーディーでメロディアスな楽曲が主体を占めている。ただし、サウンドプロダクションが良いのだ。ギターがギターの音で鳴っている。最近のジャーマン系やメロディアス・スピード系のバンドで何が大嫌いって、キーボードが前面に出てきてその背後に埋もれながらギターがリズムを刻んでいるというのが一番嫌いだ。何故か。それはどうしても音作りがカラオケボックスで聴かれる様な、シンセでギターのメロディを奏でているようなショボイ音に聴こえてしまう為だ。ショボイギターでメロディアスな楽曲を聴いていると、演歌を聴いているような気になってくるのだ。
もちろんこれはあくまでも私見であり、純粋に好みの問題である。演歌も別に嫌いではない。しかし、HMを聴きたいときに演歌が流れてくると、やはり途中で止めてしまう。本作にはこのような不快感が全く無い。
まるでHELLOWEENの1stや2ndを聴いていた時のような、ワクワクする感じが甦ってくる。全くもって快作だ。嬉しくなってくる。C3さん、本当に有難うございました。

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