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Necroticism - Descanting the Insalubrious / CARCASS
mokusatu ★★ (2006-11-25 16:47:00)
92年発3rd。
Ken Owen(Dr.)作のバラバラ死体のような構成で聴かせる前半から、グラインド/ゴアというより歪で病的な甘美さ持つBill Steer(G.)主導の後半へと流れて行く印象は、そのままこのバンドの変遷・転換点としての記録となっていると思われます。
Michael Amott(G.)主導の⑤「硫酸どろどろなんでも溶かす」もあり、これも名曲でありましょう。
次作「HEARTWORK」と較べると、ヘヴィさ・シリアスさよりもグラインドぽい軽快さ・コミカルな感じがまだあり、歌詞からしてもそうですが、ヘヴィ・メタルとして見れば「何の冗談だ」と言われるアルバムではあります。
私は「HEARTWORK」が、特にBillの作るリフが好きなんで、④「由緒正しき屠殺場」⑥「肉体不協和音」⑦「リゼルジン酸による嘔吐、吐瀉物による洗浄」辺りが好みです。

ちなみに邦題の中では、⑧「若き臨床科医の肖像」が中原昌也の短編のタイトルみたいで良い(グロは別にどうとも思わないんで)。

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