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At the Gates of Utopia / STORMLORD
メタラァ ★★ (2004-09-06 19:12:00)
次作「THE GORGON CULT」より断然良い!!次作ではキーボードが"バック"に徹してる感じが強いけど、本作ではキーボードが曲を引っ張っている場面が多く、よりメロディアスなフレーズが多々登場する。
かと言ってギターは単調かと言うとそうではなく7,The Burning HopeではAT THE GATESっぽいメロディアスでスラッシーなリフも出てきてギターもしっかりと主張している。ときにギターがメロディを奏でることも。時折音が潰れてしまっているんじゃない?と思えるところもあるが、とにかく、ザクザクと"スラッシー"に刻むギターは気持ちが良い。キーボードのシンフォニック・サウンドとの絡みが絶品だ。
ゲストのオペラ声もまたアルバムのドラマをより盛り上げてくれる。3曲に登場するが、個人的にはあと1曲だけ参加して欲しかったかな。(バランス的にあと2曲じゃ多い気もするから)
バンドのヴォーカルも噛み付くようなブラック声、唸る様な低いデス声(何故かプロデゥーサーも低いデス声でゲスト参加してる)を使い分け、8,A Sight Inwardsでは歪んだ声でメロディをなぞる様な歌い方も披露している。が、ちょっとまだモノに出来てない感もある。もしこれがこのアルバムで出来ていたら…と考えると惜しい気もするが仕方ないだろうね。
8,A Sight Inwardsの最後の方に出てくるヴァイオリンを意識したようなキーボード・サウンドがあまりにも安っぽくて笑ってしまったし、他にも時折安っぽいキーボード・サウンドに思えて仕方がないこともなくはない。が、それが気になったときはドラムの凄さを思い出しチャラにしている。(笑)このドラマー、なかなか強者でブラスト・ビート、スラッシュ・ビートをかなりの速さで叩くことができる。安定感もあるし、あとはボドムの3rd収録の「TASTE OF MY SCYTHE」のラストのような(あそこのドラミングが大好きなんです)、ドラムだけで十分に格好良いと思わせるフレーズを叩いてくれれば言うことなし。
個人的には6,The Curse Of Medusaの終盤のインスト・パート以降がちょっと弱いけど、前半があまりにも格好良いのでこのアルバムはかなり気に入ってます!

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