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今週のアルバム10選
失恋船長 (2024-01-09 01:55:16)
『ヘヴィメタルが聴きたい⑳』

①STATETROOPER - STATETROOPER
ジェフ・サマーズ率いるWILD FIREとゲイリー・バーテンが合体したバンド
MSGでいい意味でも悪い意味でも名を広めたゲイリー・バーテン
相変わらずの歌唱力だが良い歌メロを思い付きます
このバンドも良い曲を書きますよ
日本人好みの哀愁とメロディ
そしてハードさも損なわれていないのだが何故かジェフ・サマーズは成功しなかった
正式な音源ではないものをリリースされたという曰くもあるらしいが
それを差し引いても耳を傾けるべき価値はある
80年代中期におけるNWOBHM残党組の最後っ屁は他にもあったなぁ




②Acrophet - Corrupt Minds
ハードコアからの影響も色濃いスラッシュメタル
1988年のリリースと言うことでシーン的にスラッシュメタルの盛り上がりもあり
雨後の筍如くバンドが登場した時期でもあった
そういうことで埋もれガチなマイナーUS産スラッシャーの一つだが
若さと勢いに任せただけではない工夫を凝らした展開は将来性を感じさせるモノがあった
次のアルバムでより整合感を増したものを提示したのだが
勢いに満ちあふれた今作の方が好きだというマニアも多い




③Pokolgép éjszakai bevetés
ポーランドを代表する正統派メタルバンドの3枚目
マイナー臭さをいい意味で改善している
でもお国柄とも言える陰りのある叙情的なメロディが失われることはなく
いい意味で前に進んだ一枚
この先も国内で紹介されるようなグループではないのだが
東欧的な独特のメロディラインと泣きは
情緒を大切する島国感情に訴えるものがあると思いますよ
メジャーロックが好きな人ならば臭すぎ&ショボ過ぎで撤退するでしょうけどね





④MANOWAR - HAIL TO ENGLAND
このバンドの重厚な世界観が大好きな人にはたまらない作風でしょう
オトコどアホウ一直線
メタル道を極めたバンドによる清々しいまでのエピカルな世界観に圧倒されます
短期間でレコーディングされた事で驚かされましたね
やる前からコンセプトと画は描けていたのでしょう
ケミストリーってヤツですよね


⑤GOLDBRICK - THE BOUNDARY
まさかプレシャス時代の名曲『CRAZY FOR YOUR LOVE』をリメイクするとは
そういう過去を無視しないで精力的に向き合い復活作を世に出した梶山
今回の相棒は森川之雄でも下山武徳でもない
キャリア的に無名の藤井重樹を抜擢してリリースされた復活作
ハイトーンを駆使し歌い上げる藤井のパフォーマンスは流石は梶山の目に留まった逸材として光輝いています
結局は短命に終わった復活劇
なんだか色々とあるのですが残念でしたね

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