この曲を聴け! 

今週のアルバム10選
失恋船長 (2023-12-31 04:39:45)
サブスク生活なので2023年リリースという概念がもはやない。
いつリリースされたのか、そしてサイクルの速さに驚かされる。
聞きこむ前に次から次へとオススメがきて上書きされるミュージックライフ。
新しい出会いは日々衝撃だが自分のペースを乱されているのも事実。
新譜ではなく旧譜がメインの人生なんですよね。DORO姐さんの新作もチェックしていないなぁ。


2023年
①DAMIAN HAMADA'S CREATURES - 運命の支配者
バックバンドを刷新。新体制にならろうともダミアン閣下のソングライティング力があればお構いなし
ミックスに不満はあるが、ある意味トレンド的な音作りでもある。
魔界舞踏を繰り広げる濃厚なダミアンワールドに染まるがよい。

②ALL FOR METAL - Legends
AFMレコードの最終兵器。煌びやかな黄金期のメタルサウンドを引っ提げたプロジェクトチーム。
もうアホである。やり過ぎのど真ん中メタルである。
ギタリストが女性二人というのもヴィジュアル的な戦略として成功。一人はYouTuberだ。
雄叫びを上げる雄々しいムキムキマッチョな歌声とハイトーンを駆使する細マッチョ
ツインヴォーカルも絶妙なコントラストだ。でもベースの音が引っ込みすぎ。

③人間椅子 - 色即是空
貫禄ですね。圧巻の人間椅子ワールドを叩きつけてきました。
好戦的な面も強化しつつ、より深化したサウンドは唯一無二の個性を音に込めている。
あからさまなオマージュが減ったのも成功の秘訣だろう。
歌のパートも強化、ヘヴィでハード、そしてこんな古めかしい音でメジャー流通しているバンドは彼らしかいない。


④U.D.O. - Touchdown
音楽性的にもACCEPT直系のスタイルをゴリゴリ推し進めてきた。ここまで真っ向勝負した作風はないだろう。
ウドの声があるのだからこれでいいのだ。ハツラツとした豪快はパワーメタルサウンドにウキウキしますね。
強靱なメタルサウンド、パワー・スピード&メロディの三種の神器を掲げシーンの頂点へと君臨する姿は圧巻である


⑤Houston - Relaunch Ⅲ
安定のAORサウンド。新曲とカヴァーを混ぜ込んでいますが違和感はなし。
この優美なサウンドに浸りたいですね。北欧なので甘さの中に冷ややかな感性はすり込まれてる。
それが清涼剤となり心に染み渡ります。

⑥Angel - Once Upon A Time
ベテランですが攻めの姿勢は崩しません。王道メロディックメタル路線。
自らが切り開いたスタイルで真っ向勝負。これでいいんですよ。保たれた鮮度も素晴らしい。
貫禄タップリです。


⑦VALKYRIE ZERO - ATTACK OF VALKYRIE
これぞピュアスラッシュ。古典的なスタイルだが古くさくない。
それは現役でこの音を奏でているから、やりにいているわけじゃない。
ナチュラルボーンスラッシュメタルなのである。
上手いだの下手だのそんな議論は不要です。

⑧Church Of Misery - Born Under A Mad Sign
世界中のドゥームロックファンを魅了し続けるバンドの最新作。
その揺るぎなき精神性とサウンドに陰りなど見当たりません。
殺人鬼にスポットを当てた歌詞も彼らの流儀。ワタクシはそこも大好物なんです。

⑨Earthshaker - 40
すっかり衰えてしまったマーシーの歌声。その老いを隠すことなく味わいとして
従来のシェイカー節に乗せてきた気概に心を打たれた。
昨今のテクノロジーに頼りまくった大御所達の機械仕掛けの歌声を恥じて欲しいね。
でも聴いていて心が苦しくなる。マーシーの艶を失った声に痛々しい思いを抱く。

⑩Uriah Heep - Chaos And Colour
ベテランでありながら守りに入らない、その姿勢が一番メタルである。
多くの大御所が過去の財産を食い潰すだけなのだがミック・ボックスはいまだに健在だ。
若いソングライティング力を生かしたのも正解。コンスタントにアルバムを作って欲しい。


浜田麻里の新譜もあるのだが、個人的には十二単。MAX藤原。DAMZELLの旧譜を復刻した偉業を褒め称えたい。
あれは良く聴いたよ。FANS OF THE DARKのカヴァーEPもね。ワシはBalanceが大好きなんでね。

→同意