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今週のアルバム10選
失恋船長 (2023-12-11 19:44:13)
『ヘヴィメタルが聴きたい⑳』

①Wolf - Roll Over
ウルフラストのアルバムはデモ音源をひとまとめにしたコンピ作
黒木政彦のスリリングなギタープレイ
的確なプレイでバックアップするテクニカルなリズム隊
そして甘美なメロディラインを朗々と歌い上げる唯一無二のパフォーマンスで魅了した
松本のしなやかな歌声
今聴いても十分メジャーで通用するクオリティを有している
1991年リリースだが時代はバットボーイズブーム
そこに速弾きをフィーチャーした様式美系では部が悪かった
メロディックメタルが大好きな人ならばマストな一枚だ
再発の見込みはまずないレア盤である




②Wolf - Edge Of The World
Mausoleum Recordsのカタログの中でも名盤と呼べる一枚
叙情派NWOBHMマニアから愛されるバンドですね
いなたいヴォーカルも癖になる哀愁の英国サウンド
イマイチキレていないのは下手な歌のせい
でもそれが味だと言わせるのが
この奥まったサウンドミックスにある
たのむぜMausoleum Records



③Eliza - Something Like Hot
2019年に30周年記念ヴァージョンもリリースされた一枚
アメリカンな方向性に進んでいるが
初期のテイストである叙情的な英国テイストも上手く混ぜ合わせ
絶妙なさじ加減で魅了してくれる
中々タイトなレコーディングだったと思わせる内容ではあるが
バンドとしての成熟する成長過程を楽しめるアルバムだ
グランジ/オルタナ全盛の時代に良く聴いた一枚ですよ
思い入れは相当なモノである




④NERVOSA - JAILBREAK
全員女性によるブラジリアンスラッシャー
ゲイリー・ホルトが客演したのも話題に
プロデューサーはマーティン・フューリーとくれば期待値もあがるでしょう
音だけきいて性別を感じる事など皆無
ド迫力なキレのある演奏に完全に飲み込まれました
凄いねぇ


⑤Manilla Road - Open The Gates
元祖エピックメタルと言えばマーク・シェルトン率いるこのバンドですが
日本のメディアではまともに取り合って貰えなかった
だから日本ではMANOWARあたりがエピックメタルの代表になっているが
当の本人達が自分たちをエピックメタルだと思った事は無いだろう
NWOBHM四天王とかサクソンアメリカンナイズドとかいい加減にして欲しいのだが
それを信じる音で判断できない大人の劇薄情報が混乱を生じさせている
モッサリとした垢抜けないサウンドメイク
売れそうな要素など皆無だが
このむせ返る世界観こそエピックメタルであろう

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