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今週のアルバム10選
失恋船長 (2023-11-15 13:54:44)
『ヘヴィメタルが聴きたい⑱後半』

①EZO - FIRE FIRE
とうとう日本の地を踏むことなく解散した伝説のバンド
北海道からアメリカへと進出したスターバンドだが
全身のフラットバッカーでもう少し活動してからでも良かった気がする
しかし時期的には80年代後半へと差し掛かるのでタイミング的にはドンピシャでの渡米だった
ガンズとのツアーを経験するも向こうは大成功
こちらは解散の道を歩み
1stの方が人気は高いが個人的には音楽性が練り上げられアメリカに染まりつつも
個性も磨き上げた今作の方が好きだ



②Flatbacker - Esa
衝撃的なインパクトを残した1st
独自性の高い歌詞と音楽性
パンクでもスラッシュでもないハイブリッドサウンドは
いまだに前衛的であり好奇心を擽る
今作はその流れでリリースされるもろくにプロモーションもせずに
渡米する運びとなった
今最も再結成して欲しいバンド
昌洋の個性的なギターはバンドの顔
強烈なリズムプレイもバンドの推進力となりゴリゴリと押し込んでくる
そして雅樹は日本人離れしたワールドクラスの歌い手だった
コッコッ子供がまっている!



③W.A.S.P. - The Headless Children
ブラッキーの創作意欲が開花したターニングポイントとなる一枚
ショックロック的な刺激的ステージも話題だったが
ここでは一転して正攻法で迫る音楽性を披露
英国式様式美系にも通ずる構成力のあるアルバムを作り上げた
何を聴けば良いのかという批判も受けたが
今となってはそのとき歴史を動いたと言える一枚だろう





④Over Kill -The Years Of Decay
テリー・デイトをプロデューサーとして迎えただけに音楽性に変革がもたらされている
恐ろしくソリッドな音像を加えることで今まで以上にファスト&ヘヴィな質感を手に入れた
馴染みやすい疾走感だけじゃないスタンスは先を見据えた展開としては正解だ




⑤Anthem - Gypsy Ways
最新作はイマイチだったが
昔のアルバムはアイデアも豊富で何より意欲に溢れていた
リリース時はメタルからハードロックになったと一部では非難されたという話を聞いて度肝抜かれた
んなアホな
楽曲重視の姿勢からアンサンブルを重視した楽曲構成は
まさに森川之雄の歌声を手に入れから進められた音楽性と進化
アンセムは何も変っていない
ラストに収録されたヘヴィなミドルナンバーのナイトストーカーは大のお気に入りです
福田洋也がアンセムの曲をカバーしてもいいんじゃないの?

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