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Rehab / QUIET RIOT
火薬バカ一代 ★★★ (2021-07-27 00:39:56)
3度目の復活を果たしたQUIET RIOTが'06年に発表した、多分10枚目?11枚目?ぐらいのアルバム。そして'07年にオーバードーズによりケヴィン・ダブロウ(Vo)が急死したことで、彼が歌った最期のQRのアルバムともなりました。(バンド自体は現在も存続)
オリジナル・メンバーで残っているのはケヴィンとドラマーのフランキー・バネリのみ。そのフランキーも’18年に膵臓ガンで死去しており、本作にプレイを刻んだ二人が既にこの世にはいないことを思うと何やらセンチな気分に囚われてしまいます。弦楽器隊はLANA LANEでの活動で知られるニール・シトロン(G)と、ベテランのトニー・フランクリン(B)のヘルプを仰いでいて、バンドというよりはほぼプロジェクトの様相を呈していますが、歳月を重ねても変わらぬクドさを保ち続けている、ブラッキー・ローレス、ロン・キールと並ぶ「LAメタル三大濁声シンガー」の一人(と勝手に認定)であるケヴィンのVoと、フランキーの音数多めのドラミングという、個性の塊みたいなご両人のパフォーマンスがクッキリと楽曲にQR印を刻印してくれているという。
ヘヴィなGリフが投げやりに刻まれるOPナンバー①こそ90年代の流行りを引き摺っている感じなれど、憂いを帯びた重厚な②、多彩なフィルで曲の隙間を埋めるフランキーのドラミングが印象的な④、ソウルフルなロッカ・バラード⑤、そしてゲスト参戦のグレン・ヒューズと白熱の歌合戦を繰り広げるケヴィンのシンガーとしての実力に改めて瞠目させられる⑪といった楽曲が物語る通り、デビュー当時のパーティ・メタル路線から一皮むけた、アダルトかつ重量感溢れるHRサウンドが楽しめる1枚に仕上がっています。

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