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Return to Fantasy / URIAH HEEP
失恋船長 ★★★ (2020-11-17 13:27:20)
カッコいいアルバムジャケットと、そのイメージを前面に受け止めたようなオープニングナンバーと、ジョン・ウェットン参加により臨戦態勢は整ったとテンションも爆上がりするのだが、それ以降はアメリカン志向を強めていき、そのまま流れてしまい最後にらしい顔を覗かせ、HEEPらしいイメージは保ったが、全体的には完全にアメリカンマーケットを狙いに行った印象が強く、これでよかったのか?という疑問が頭をもたげる。
それでも名曲①を聴けば、そんな不満も吹っ飛ぶのだが、アルバムを通して聴くには頭の切り替えが必要なアルバムになってしまった。
そして一番期待したケン・ヘンズレーとジョン・ウェットンの共作もなく、おもてたんと違うというのが残念ですね。しかしジョン・ウェットンの参加は、バンドに好景気をもたらしアルバムのチャート順位が過去最高と叩き出すこととなるとは皮肉な結果ですね。
それにしても、殿堂入りの火薬先輩のレビューは言うに及ばずだが、HEEPのサイトには、素晴らしい論客がいたんですね。ここ数日HEEPの発言を繰り返していて目に留まりました。杉本剛さんのレビューは実に的を得ていて腑に落ちる内容でしたね。
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