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Refuge Denied / SANCTUARY
kamiko! ★★★ (2020-11-01 21:19:15)
米国産パワーメタル1987年作
雰囲気や完成度ではInto The Mirroe Black(1989年)が断然素晴らしく、ボクはそっちが好きだが、処女作のコレも素晴らしい。
Queensrycheと比較されるのは、曲中にマイナーコードからディミニッシュコードへ移行する印象的なコードワークが酷似している上に
ハイトーンヴォーカルという共通点があるのが理由だろうが、音楽性は美しいQueensrycheとはかけ離れており、醜悪な雰囲気が魅力だ。
また、パワーメタル寄りの音楽性でありながら、彼らがスラッシュメタルとしてメディアで紹介されていたのは、当時のスラッシュメタルで
よく聴かれたリフ構成を結構多用しているからだろう。この作品は押せ押せのスラッシュではなく、ど真ん中のパワーメタルだろうと思う。
重めのスネア、キツめの歪みのギターでザクザク刻む破天荒な迫力、ドゥーミーにネットリと聴かせるミドルパートを融合した演奏に
狂気じみた素っ頓狂なハイトーンヴォーカルが乗ると、濃厚なカルト風味や呪術的な気持ち悪さが漂ってくる。
歌に学のあるWarrel Daneの魅力が発揮されているのは、このバンドの初期2作品だと思う。ただ、ボクは次作の完成度に圧倒されて
この作品はそんなに聴かなかった。しかし、無骨な破天荒さや醜悪な雰囲気はこの作品の大きな魅力で、次作では薄れている。

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