この曲を聴け! 

Psalms of the Moribund / Defeated Sanity
悪い悪魔 ★★★ (2020-08-07 18:01:15)
良いね。
たまらない。

「Disgorge系のブルデス」

それだけで片付けられる音楽性だけれども、Disgorgeより分かりやすくてキャッチーです。
Disgorgeは淡々としていてストイックなイメージがありますが、こちらの方があちらと比較した場合にはエンターテイメントな作品に仕上がっていると思います。
トゥルルルッとしたギターリフがなかなか新鮮で、ブルデス特有の殺伐としたオーラも纏いながら、比較的分かりやすいフレーズが多いのが特徴です。
ドラムも単調にならないプレイでこれがまたカッコいいんです!
ギターとドラムの独特のグルーブ感?が良いんだな。(グルーブ感って何かイマイチ分からないが笑)
小し洒落ていてブルデスには珍しい雰囲気ですよね。
1曲目の冒頭からブルデス好きなら、股間がビチョビチョになること間違いなし!!
全編通して特別ダレるところもなく、非常によく出来ていると思います。
しかし、スラムっぽいリフは少し面白味に欠けると思いますね。
単音のトゥルルルなリフが最高にカッコいいので、あまり気にならないですが。
ボーカルも結構イケてますね。今となっては特別なボーカルスタイルではないので、目新しさはないですが、なかなかディープで良い声だと思います。
ギターリフがとにかくカッコよくて、テクニカルな雰囲気がありますし、ブルータルさも失う事なく良い塩梅でキャッチーに仕上げてます。
音質は最高にブルータルで、ブルデスとしては理想だと思います。
僕はこのバンドの作品はこれ含めて3枚しか持ってないのですが、ずっとアングラな音質を保っていて安心しますね。
音楽性は少し変わっている様ですが、あくまでもブルデスの範囲内に収まっているので好印象です。
いや〜、質が高いアングラブルデスって最高ですな。
初期だけアングラで、作品をリリースするごとに洗練されてメジャー化するバンドが多い中、こーゆーバンドはホント貴重です。
Disgorgeに比べたら残忍さは無いかもしれませんが、聴きやすいし個性も確立しているので良いと思います。
アングラだけど、少し庶民的でわかりやすい部分があるのがたまらないですね。
→同意