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Unsung Prophets & Dead Messiahs / ORPHANED LAND
kamiko! ★★ (2020-05-18 21:14:58)
イスラエル産シンフォニック・フォークメタル2018年作
とりあえず作品がリリースされれば、お勤めのようにCDをゲットしており、前作あたりから路線がヤバいなと思いつつもワリと聴いた作品。
とはいえ、前作の脱メタル志向は更に進んだ印象で、ギターよりもリュート(サズとブズーキ)がより前面に出ている印象。
ギターはリュートとシンフォニーにかき消されがちで、エスニックな感じが前面に出て、メタルサウンドとしてはもはや楽しめない内容、と感じている。
そもそも、前作でもそうだったが、今作でもギタリストがチェンジしていることは、ワリと音楽性に大きく影響しているんじゃないかと思わせる。
また、前作で若干ダークサイドに移行したイメージがあったが、この作品は逆に毒気が失われて、綺麗なサウンドというイメージだ。
メッセージ性の強いバンドなので、このメッセージの内容が判れば、このダークサイドから脱出した音楽性をより堪能できるんだろうと思う。
が、しかし、洋盤で言語が判らないから、もはやどんなメッセージなのかもわからない。割と何回も聴いてみたが、ボクのツボから外れて
コレジャナイ感を感じさせる内容なので、ちょっと残念な作品。以前のようなアグレッシブなギターが聴きたいと感じているリスナーはボクだけではない筈だ。
それでも多分、新作が出たらまた仕事のように予約購入するんだろうな、と思っている。今作の音楽性はさておき、やっぱり動向が最も気になるバンドだ。

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