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Take No Prisoners / DAVID BYRON
失恋船長 ★★★ (2018-12-01 14:20:21)
Uriah Heepのシンガー、デヴィッド・バイロンが1975年にリリースしたソロアルバム。同時期にケン・ヘンズレイもソロをリリースしたりと、バンドとしてマンネリ化していたUriah Heepのメンバーがこぞって別の動きを模索していた時期に出ているが、今としては興味深い。参加メンバーのミック・ボックスやリー・カースレイクにケンとUriah Heep組も多く、ジョン・ウエットンがメロトロンで参加したりと興味のそそられるラインナップが名を連ねる。その期待はメロトロン爆発の①で味わえるのだが、個人的んには②以降のリラックスしたムードで味わえるバイロンの歌声の方が生き生きとしており、またソロを出すなら違う音楽性で勝負して欲しいという願望もあり、彼のロックシンガーとしての多彩さを味わいました。ブルースフィーリング溢れるソウルフルな節回しも新鮮、ケン・ヘンズレイの下で窮屈そうに歌う姿より何倍も魅力的に映ります。中々CD化の声が掛からなかった一品ですが、ようやく2017年に流通を開始、これを機会にUriah Heepの全盛期を支えたシンガーの魅力に触れて欲しいですね。

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