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L.A. Connection / AOR
失恋船長 ★★ (2017-11-19 17:26:42)
バンド名がAORでタイトルが『L.A. CONNECTION』だから寄せ集めのコンピレーションアルバムと勝手に思っていたら、フランス人ギタリスト、フレデリック・スラマが90年から始めたプロジェクトチームによる11作目のオリジナルアルバムと言うのだから驚きです。参加メンバーも豪華でリードギタリストして、このプロジェクトにうってつけのトミーディナンダーが全面参加、さらにシンガーとして複数の有名アーティストが参加、シカゴのビル・チャップマンとその奥方でいらっしゃるタマラ。さらにはポール・サブーにジェフ・パリスの名前もあり、その筋の歌モノロックサウンドをお求めの方なら安心して手を出せるラインナップが揃っているのも魅力ですよね。
今作がリリースされるまで、このプロジェクトの事は全く知らなかったのですが、国内盤はルビコンからボートラ2曲追加でリリースされているので、マニアならいかないとイケないでしょう。
期待を全く裏切らない良質な歌モノロックサウンドのオンパレードに心も洗われますよ。フックに富んだ哀愁のメロディ、そこに絡む有機的な響きのある、クールでホットな歌声と、エモーション迸るリードギターにガッツポーズも出ます。
でもやり尽くされた奴なんで苦手な人は退屈極まりないフニャチンロックとなり早々と眠気に襲われるかもですね。また精通しすぎるマニアには、またこれかと叱られる要素も大なのが玉に傷かな?

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