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Dirkschneider
失恋船長 ★★★ (2017-09-17 20:55:09)
ダークシュナイダー名義で行われた現U.D.O.のラインナップによる、ACCEPTの楽曲を自身の音楽活動ではやらないと決別する事を名目に行われた2枚組のライブアルバム。
正直に言うと、個人的には長きに渡るU.D.O.の活躍を鑑みてもACCEPTに頼ることなんてないし、ライブでも過去の楽曲は演じて欲しいと思わないタイプだった。それほどU.D.O.の楽曲は充実しているし、またクラシックと呼べる名曲も多数持っている。したがって今作のような過去の偉業にすがる後ろ向きな作品は肯定的に受け止めないし、現役感を損なうものと見てしまうタチなのですが、さっそく前言撤回の白旗を上げます。いやはや恐れ入りました。
昨今流行りの生っぽいライブ盤なのでミスもそのままパッケージしているし主役たるウドの声も出ていない、しかしACCEPTの楽曲にはこの声が一番似合っている。聞く前に否定的な意見など木っ端微塵に吹き飛ばされるウドの熱唱に尊敬の念とともに猛省です。現役感を損なうなど愚の骨頂でした。ウドあってのACCEPTだったんだなぁと、体が否応なしに反応してしまいました。なんったてACCEPTの作品で一番聞きこんだアルバムが『Staying a Life』だもんなぁ。
スミルノフ&ヘイッキネンのツインギターコンビもウルフを意識することなく自身のカラーを投影、勿論、キメのフレーズなどはそのままに二人の解釈によるコンビネーションも聴きどころの一つでしょう。
でもウルフの抒情的なリードプレイが聞けないのが物足りなさを誘発しており、二人の金看板が揃っての過去の名曲なんだと強く印象づきましたね。
U.D.O.にとってACCEPTの楽曲を封印するのは大賛成だが、ウドにとっては封印することが惜しまれると思いました。難しい問題ですね。ファンが求めるものと、自身の気持ちに折り合いをつけるのは、でもU.D.O.での活動が長いんでね。そうなる気持ちもわかりますよ。ホント、今作聞くまで、もうやんなくていいって100%思っていたもんね。恥ずかしいわ。調子に乗ってました。大反省ですよ。
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ディスク 1
01. Intro
02. Starlight
03. Living For Tonite
04. Flash Rockin Man
05. London Leatherboys
06. Midnight Mover
07. Breaker
08. Head Over Heels
09. Neon Night
10. Princess Of The Dawn
11. Winterdreams
12. Restless And Wild
13. Son Of A Bitch
ディスク 2
01. Up To The Limit 02. Wrong Is Right
03. Midnight Highway
04. Screaming For A Love-Bite
05. Monsterman
06. T.V. War
07. Losers And Winners
08. Metal Heart
09. I m A Rebel
10. Fast As A Shark
11. Balls To The Wall
12. Burning
13. Outro
→同意