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Dream Runner / PHENOMENA
火薬バカ一代 ★★ (2017-06-28 00:15:31)
メル&トムのギャレー兄弟によるロック・オペラ・プロジェクト、全三部作のうちの第2章にあたる’87年発表の2ndアルバム。
顔触れは、グレン・ヒューズ(Vo)やニール・マーレイ(B)といった前作参加組の他、ジョン・ウェットン(B)、スコット・ゴーハム(G)、レイ・ギラン(Vo)、マックス・ベーコン(Vo)etc.といった面々。また当時イギリスを拠点に活動中だったVOW WOWから、山本恭司(G)と新美俊宏(Ds)が参戦したことでも話題になりました。このが縁でニールがVOW WOWに加入したり、またウェットンが『V』にゲスト参加/楽曲提供を行うこととなったりと、様々な気になるトピックを有する作品だったにも関わらず、何故かこれまで聴いたことがなかったため、今年に入って国内盤がリマスター再発されたのは正しく僥倖。欲を言えば対訳を付けて頂ければ尚最高だったのですが…。
荘厳なイントロに胸が高鳴るOPナンバー①、その後に続く、哀愁漂わすキャッチーな②③で早くも宣言する通り、煌びやかなKeyを全面的にフィーチュアしたメロディックHRという基本スタイルは前作から継承する一方で、今回はより時代に即したポップなエッセンスも導入。コンセプト、楽曲、ミュージシャンの実力と三拍子揃った前作と比べてしまうと、全体的にミステリアスな雰囲気が薄く、SFホラーではなく別ジャンルのサントラを聴いているような気分に陥る作風に戸惑う部分もあったりしますが(だからこそ対訳が気になる)。
とは言え、グレンが歌うポップな⑤を始め、「歌モノのメロディックHR作品」としてのクオリティは折り紙付きゆえ、買って損のない名盤であることは保証致します。

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