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黒イ光と白イ闇 / SERAFIL
失恋船長 ★★★ (2017-03-10 14:59:20)
キーボード奏者のみならず、バイオリン奏者も専任でいる男性3人+女性3人の6人編成のバンド。APHASIAのボーカルだった流風こと高山留歌をフロントマンに据え、プログレバンドASTURIASのキーボードが合体、そこに女性ヴァイオリニストや女性ベースが加わり、絵的にもサウンド的にも綺麗な画が描かれており、個人的には少々うっとしいと感じるヴァイオリンの音色も、バンドの個性として完全に消化されており、安易なプログレ風味のJ-POPになっていないのが見事だ。むしろ他のバンドとの画一性を避ける為にも重要なマスターピースになっている。耳馴染みの良いポップセンスとキャッチーなメロディ、そこに絡むハードテイスト、そしてテクニカルなインストパートも盛り込んでいるが、聴きやすく纏め上げる手腕も素晴らしい。
個人的には癒し系のロックサウンドとしてヘヴィなモノの合間に聴く耳休めサウンドとして重宝する部類のスタイルですね、それもこれも、高山留歌さんのパヤパヤした歌声ではない、地に足を着けたパフォーマンスのおかげ、メジャー流通にありがちな裏声ヴォイスに辟易しているので、それが一番ありがたい。通常女性シンガーでプログレ&ヴァイオリン奏者が居るバンドと聴けば逃げ出したくなるタイプなのですが、APHASIAの流風さんがいると言うのが一番のポイントでしたからね。色んな意味でバランスがエエわ。そして、どセクラハですがベースのAzusaお姉さまに叱られたいと思いましたね。
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