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Fifth Angel / FIFTH ANGEL
聖なる守護神 ★★★ (2016-10-15 09:40:16)
まず、このバンドに関して言えばジェイムス・バードがいてこそのバンドなのだという事だ。なので次作も悪くはないし、好きではあるのだが、似た印象の楽曲が多く本作に於けるバラエティに富んだ作品にはなっていないというのが私の感想。
そして本作。①からあのDIOがスピード曲を演ったかのような展開はツカミとしてはいう事が無いし、一転ミッドテンポの②にしても続く名曲③との間にある事で一層そのへヴィさが際立っているのだと(そこが次作との大きな差だと)、またアーチャーとのg.プレイも良い出来だ。そして兎にも角にも本作の中にあって一際輝く様式美の名曲中の名曲③は説明は不要であろう(脱糞覚悟で聴くがイイ)。その後の楽曲も素晴らしいし言う事は無いのだが、一つ注文があるとすれば叙情的様式美のラスト⑨の構成だ...前半~中判にかけての展開はこれ以上ない様式美振りでシビれるのだが、ラストがあっけなく終わってしまう点だけ"もう少し..."との思いがある。6分ぐらいかけてラストも始まり同様アコースティックな終わり方にしてほしかったと思うのは私だけなのか?。
そして最後にジャケアートに関して...個人的には'86年アナログSHRAPNEL盤の"ヘタウマペガサスジャケ"はこの作品には相応しくないと常々思っていた。やはり'88年新装のEPIC盤こそ相応しいアートだと思っている...。そして国内初CD化となった'99年再発盤に関してはリイシューEPIC盤のモノを採用してはいるが、そのオリジナルEPIC盤(コレは結構レアだと思う)に比べると緑色味が強く少し輪郭がボヤケてしまっている"所謂複写!?"っぽい作りになってしまったのは少し残念だった("J.バードのコメント付き"に関してはポイント高かったが...)。

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