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Beast From the East / DOKKEN
火薬バカ一代 ★★★ (2016-09-28 23:47:42)
ロック・バンドたるもの、メンバー全員が固い友情で結ばれ、同じゴール目指して手に手を取って突き進んで行くものと信じて疑わなかった純真な身に、「いやいや、もっと複雑なのよ」と現実を突き付けてくれたDOKKEN。その解散記念盤でもあった(?)ライブ・アルバム。
発売当時の評判があまり芳しくなかったのと、「ライブ中は互いに近寄らないどころか目すら合わせようとしない」「ドンのMC中に大音量でGを弾き出すジョージ」とか、真偽の程はともかく、聞いているだけで肝が冷える逸話に事欠かなかったDOKKENの実況録音盤だけに、購入して初めてオーディオプレーヤーにセットする際には「一体どんな修羅場が繰り広げられるんだ…」と手が震えたものです。(嘘)
だがしかし。実際に聴いてみれば、当のメンバー達は実に生き生きとパフォーマンスに興じており、これが本当に楽しそう。映像がないからそう感じるだけかもしれませんが、バンドはインタビュー等で、ヘッドライナーとしてストレスなくツアーできる日本でのライブの楽しさを公言していましたし、概ねベスト選曲な優れた楽曲群が、エネルギッシュな演奏に載せて次々繰り出されるのですから、これでアガらずにいらいでか。特にジョージ・リンチのGプレイはスタジオ・テイク以上のキレっぷり。加えて、ライブでも全く美しさを損なわないドン、ジェフ、ミックの三声ハーモニーの劇的さにも痺れましたね。
現在では、収録時間の都合上カットされていた楽曲を復活させた2枚組のコンプリート盤も入手可能。でもどうせ「完全版」を名乗るなら、曲順を当時のライブ通りに修正したバージョンも発売して欲しいところであります。

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