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Nevermore / NEVERMORE
cri0841 ★★★ (2016-08-15 10:17:25)
1995年発表の1st。日本盤はテイチクからで(ビクターじゃ無いんだ・・・)、ライナーは平野氏。
1995年と言えば、まさにヘヴィ・メタル空洞化真っ只中の時期で、その頃発表された作品は
個人的には『・・・』なのだが、その中でひっそりと発表された印象。時代は正統派メタルも
スラッシュメタルも求めていない、という試行錯誤を重ねた中でのアプローチ。音楽性は既に
確立されているが、正直なところ当時の他バンドの作品群にも埋もれたのでは、と言う印象。
ほとんどミドルテンポで、スリルが薄い。元サンクチュアリという肩書きだけではマニア以外
は・・・と思ってたら繰り返し聴いてたら何故か良くなってくる不思議w。謎の中毒性がある。
モダンヘヴィネス+プログレッシブと言う点でTHRESHOLDの1stに通じるものも(vo全然違うが)。
同じニール・カーノンのプロデュース作品では、中期のFLOTSAM AND JETSAMとの類似性も。
どちらもQUEENSRYCHEの様な音楽性を目指した印象。NEVERMOREに関してはニールよりも
アンディ・スニープになって人気が爆発したのが何とも。
ジェフ・ルーミズがシーンを代表するほどの偉大なギタリストに成長することを予想出来た人は、
この当時はほとんどいなかったでしょうね。
→同意