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Vinyl Confessions / KANSAS
やまねこ ★★ (2001-08-21 23:24:00)
Jon Elefante加入後の初のアルバム。
82年の作品。全米16位。
80年代のKANSASは、不当な扱いを受けていると思う。
しかし、本作は内容的に非常に優れた作品であると思う。
vo交代。S.Walshのヴォーカルは超人的であったが、J.Elefanteは新しいKANSASの音を披露している。やや声が低めになっているので、アルバム全体がややダークな印象をもつ。
また、ホーンの導入など新生面がちらほら聴かれる。しかしだ。何より嬉しいのは、
サウンド・テイストがMONOLITH、AUDIO VISIONよりも厚みが増しているし、メロディアスHR曲は親しみやすく、トリッキーな曲の展開も健在している。そう感じるのは、Play The Game Tonight、Windows、Play On、CrossfireがKANSASらしさを全面に出ているからである。特にCrossfireのインタープレイは鳥肌もの。KANSASの名曲と言って、恥ずかしくない曲である。J.Elefante作のバラードChasing Shadowは、80年代のDust In The Windと言える。本作は、80年代のKANSAS再評価にふさわしい作品である。

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