この曲を聴け! 

AMARANTHUS / ももいろクローバーZ
オリンピア ★★★ (2016-02-24 02:32:49)
別に、ももクロはアーティストだ!

なんて言うつもりは毛頭ないのだけれど。

かと言って
これを、いわゆるアイドルのための作品とするには
あまりに濃密かつ”音楽的”。
音楽性云々のまえに、オケとヴォーカルがイーブンで鳴らされ

本当の意味で、音楽、として世に問える構造。


SF映画のような世紀末感のあるインストからの
三柴理のピアノに導かれて、「オギャー!」www
しかし、
曲はむしろ超正統派でかっこいいもんだから、たまらない。

と思えば、ノスタルジックなピアノロックがきて

「ゴリラパンチ」www
”ゴリラのパンチはすーごーい♪”ってww
でもこれまた、曲自体はかっこいい良曲。


晴れて≪なかよし≫になったヒャダイン曲や
清竜人によるエモい名曲の間に、自身の主演映画の主題歌があったり。


だが、このアルバムの肝は、12~14の一連の流れ。

人が生まれてから死ぬまでを描いたアルバムの中で、
死・葬儀・転生を表現した3曲になっており

緊迫感に充ちたマイナー調のブラスロック12のカッコ良さ、

しみじみと明るく”ももクロ流”に死者を送る13、

天上セカイで鳴っているような14のピュアな切なさ。

ライブならまだしも、音源で泣かされるとは思わなかった(笑)


かなりハイカロリーなはずなのだが、
不思議と後味は程良い充足感といった感じで

コンセプト作だからと気負わず聴けるのもいい、、、ってか聴け!!

→同意