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Steel and Starlight / SHOK PARIS
火薬バカ一代 ★★★ (2015-11-11 22:24:28)
オハイオ州クリーブランド出身でツインGを擁する5人組が、'87年に発表した2ndアルバム。
その昔、日曜洋画劇場でヘヴィ・ローテーションされてたB級SFアクション映画の傑作『ヒドゥン』劇中のカーチェイス・シーンで流れ、人間に寄生するナメクジ型宇宙人さえもガンガンにヘッドバンギングさせていたスピード・ロックの名曲“ON YOUR FEET”聴きたさに、輸入盤屋を散々巡って漸く本作をゲット。そしたらそれ以外の楽曲も逸品揃いじゃありませんか。
DIO風の“GO DOWN FIGHTING”、泣きのツインGが劇的に絡み合う様に胸打たれる“TOKYO ROSE”(RIOTのカヴァーではない)、猛烈な哀愁が滲み出す“CASTLE WALLS”、そして鋭利なGリフが疾走する“EXHIBIT A”etc・・・、こりゃ足を棒にして探し回った甲斐がありましたな!と。
こうした楽曲のインパクトを更に増大させるのが、ロニー・J・ディオとグラハム・ボネットがマッスル・ドッキングしてしまったかのようなシンガーのメーター振り切った熱唱ぶり。ばんからラーメンの豚骨スープばりにクドイ歌声は人によっては胃もたれ必至なれど、慣れると病みつきになる・・・かも。少なくとも「クリーブランドのDIO」と呼ばれた(かどうか定かじゃありませんが)、アメリカンな押し出しの強さとヨーロピアン風味の泣きを併せ持つ、彼らのパワフルなHMサウンドを歌い上げるのにこれほど相応しい人材はいませんて。
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