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Take It Like a Man / BUTCHER BABIES
失恋船長 ★★★ (2015-09-18 14:48:45)
9月には国内盤もリリースされたL.A出身の旬な音楽性のバンド。怒気を孕んだハイディとカーラのツインボーカルの迫力は前作同様鬼気迫るものがあり、メロウなパートで盛り込まれる艶のある歌声も深みがあり、この手のバンドの欠点と思われる普通に歌った途端に可愛いロックお兄ちゃんになり、ロックシンガーとしての馬脚を現すエクストリーム系が多い中で彼女達は、そのもっとも重要な部分をクリアーしているのが頼もしい。女性らしい艶やかさと見た目のギャップ大会ではない実力の高さと表現力に唸らされます。バンドとしても前作以上に練り上げられたアレンジと屈強なアンサンブルの充実がより楽曲にメリハリと緊迫感を生み出しキレたナイフ出川哲郎ぶりも相当なものだ。ローガン・メイヤーの手により今風のドシャンバシャンとした機械的なドラムの音やブルンブルンと掻き鳴らされるゴン太なベース、ややファズの掛かったノイジーなギターと個人的には好みではないのですが、好むも好まざるも認めざるをえない説得力がありますね。普段は手を出さないジャンル故、門外漢も甚だしいのですが、オッサンを奮い立たせるだけのインパクトと高い音楽性に支えられたエクストリームメタルサウンドに大いに焦がれました。個人的には必要以上なエロさを封印し日本ではイマイチ、ピンとこないのですがホラー系のメイクを施したショックロックに路線になったのも良かったです。パンイチの乳首をテープで隠すだけの過激なファッションってチョイとハズイのと明るい安村が想起されちゃうので(笑)
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