この曲を聴け! 

ギターを弾かれる方へ
はっちゃん (2015-05-23 11:58:07)
HM/HRのギタリストであるのならば超絶テクニックは重要だといえます。
あくまで「重要」であり「必要」という訳ではないというのが僕の考えです。
超絶テクニックを用いずとも魅力的なギターというのは確実に存在しますが、逆説的に考えると
これもまたテクニックのひとつなんではないでしょうか。

もちろんHM/HRの目玉である技巧を駆使したギターソロには耳を奪われるし惚れ惚れするけれど、
技巧のための技巧でしか弾けないギタリストのなんと多いことか。このてのタイプは曲を聴いた後に
印象もフレーズもまったく残らない。表現者としては完全にアウトです。
では、HM/HR界で素晴らしいとされているギタリストとはどんな人たちなのでしょうか。
正直、リスナーの感性、主観性、客観性もあるので僕が押し付けることはできませんが、個人的に
素晴らしいと思うギタリストは一様に感情に訴えるメロディを弾く人が多いような気がします。

僕自身の話をさせてもらうと、アコギからスタートして高校生からエレキに持ち替えたんですが、
時はまさに「ギター戦国時代」。イングヴェイの登場、LAのテクニシャン達の台頭など80年代の
ギターシーンにどっぷりはまりました。が、ギター誌のインタビューで、大好きなギタリストの
ランディ・ローズが「コピーした他人のフレーズを自分の曲のどこで使えっていうんだい?」とか
マイケル・シェンカーが「他人の影響を受けたくないからある時期からコピーは一切やめた」やら
天才たちの言霊に思いっきり影響された凡人ギタリストの僕は彼らのいうとおりコピーは極力せず
(極力ね)自分のスタイルを確立させることに力点を置き精進した結果、「上手くはないけど
面白いギターを弾くね」という評価をもらえるようになりました。
コピーをしなかった弊害、デメリットはたくさんありますが、自分の音楽をプレイするという事では
なんの問題もありません。まあスタイルが固まったと自分では思っているので、今ではコピーも
プレイの幅を広げるためにしますけどね。

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