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Robotics;notes
Usher-to-the-ETHER ★ (2015-05-10 03:01:52)
2012年に5pbが発表したADV。
PS3、XBOX360で発表後、VITAにも移植されました。
最近どうも刺激が足りず、ゲームでもやろうかな…と思い、以前プレイして滅茶苦茶面白かった「シュタインズゲート」の関連作品という事で、手にとってみましたが…。すみません、このゲーム、微妙じゃないですか…?
何といっても、システムとストーリーに整合性が無いのが駄目です。
メニュー画面を開き、キャラクターのツイッターに返信する事でフラグを形成し、フラグの立ったキャラに応じて5章以降のチャプターが開放されるというシステムですが…フラグ形成が攻略サイト無しでは困難なほど難しい上に、一度のプレイで一つのチャプターしか開放されず(そのチャプターをプレイすると一旦エンディングになる)、もう一度やり直すか、フラグ成立前のデータをリロードしないと新しいチャプターが開放されないという、超めんどくさい仕様。
…百歩譲って、仕様自体はまあいいと思います。超めんどくさいけど。問題は、フラグを立てて得たチャプターが終わるごとに一度エンディングを迎えるのにも関わらず、それらが一本のストーリーで繋がっている…という事ですね。大筋の結末が一つで、バッドエンド以外のストーリー分岐はないのに、1~5章を周回プレイする必要がどこにあるんでしょう…。全部のストーリーを一気に見せたらただの紙芝居になるので、どこかにゲーム性を…と考えたのかもしれませんが、これなら紙芝居システムの方が100倍マシというものです。
ストーリーも伏線丸投げな部分が目立ったり、いとも簡単にラスボスへの対策が手に入ったり、シュタインズゲートと比べると粗が目立つ感じ。サイドストーリー集的な続編を見込んでのことなのかもしれませんが、その作品での伏線はその作品の中で回収して欲しいものです。日常に少しずつ影が忍び寄ってるような描写はスリリングではありましたが…それが姿を現してからの展開にもっとパンチが欲しかったです。
まあ一番の問題点は「周回プレイの必然性がないのに、周回プレイが必要なシステム」これに尽きます。プレイ後に色々レビューサイトなども見てみましたが、ここだけでも何とかできれば、ここまで酷評されることはなかったのではないでしょうか。
→同意