この曲を聴け! 

QUEEN
Shirabetty ★★★ (2015-01-29 17:09:52)
アシュリーさん、NEELSさん

面白い見解をありがとうございます。

Queenの一枚目がイギリスで評論家にこきおろされたのは事実なんです、が、音楽評論家というのは職業ですから、事実を書くとは限らないのです。

つまり、売れる評論を書かなくてはならない訳です。

まず、音楽耳のレベルが低くてQueenの音楽性の凄さが全く理解できず、Queen
を表面的にしか捉えられずに本当にこけ下ろしていた評論家もいると思います。

しかしこういう評論家は、実は評論が書けずに困って困って、<うーん。。。、なんだか良く分からんなあ。。。困ったなあ、とりあえずヒドイ連中なんだろ。こけ下ろしておくか>

みたいな感じで書いてる気がするんです。自分が一応評論家のプロという立場にありながら、得たいの知れないものが出て来てしまい、その音楽性についてまともにコメントできそうに無い、という事になれば、とにかくあら探しをして、そこをつついて結論付けるしか方法が無いと思います。

Queen一枚目は才能に溢れてはいますが、まだ素人さがどうしても残っています。これは当たり前の事で、どんなミュージシャンにも言える事ですが。

つまり、評論家がこけ下ろしていたのは、この素人さの部分であり、才能については全く理解できなかった。多分それが始まりだったと思うんです。

そうなると次に評論を書く人は、自分の本当の見解を書けなくなります。もう既にお偉い評論家が悪いレッテルを張り付けてしまったので、それを否定するのは自分にとってあまり特にはなりません。

なので、薄々Queenの才能に気がついていてもあんまり褒める訳にはいかないのです。

中には褒めていた評論家もいたと思うんです。ただ、そういう評論はどこかに埋もれてしまって、酷評だけが独り歩きしていたんでしょう。

世論とは、そういうものです。

私的には一枚目がこけ下ろされていたのはむしろ当然の事で、Queenが注目されていた証拠でもあると思いますよ。

My Fairly King の様な、天から降りてきた様な神曲が最初からふっと処女作に入っている、というのは、他のミュージシャンでも実は良くある事なんです。なぜなら、アレンジや音響技術などは経験から積み上げていくものですが、素の作曲の才能やミュージシャンが元々持っている魅力や雰囲気、無限の可能性というものは、最初からそこにあるからなんです。

むしろ初期だからこそ溢れているんですね。まだ満開にはなっていないけれど、もうそれが出始めていたのが一枚目で、それに気が付いたファンこそがQueenの本当の理解者なのではと思います。

言うまでもなく二枚目では彼らの才能が全開してますし、二枚目は私的にもQueenの最高傑作だと思っています。

しかしそれでもあえていえば、Innuendoと比べるとある意味、月とスッポンな位にまだ素人なんです。

つまり、初期に持っていた神がかった才能は長い年月を経てある程度使い果たしてしまうんですね。でもその代わり、経験から得る実力の凄さもまた格別なんです、特にQueenの場合には。

ざあっと見ていくと、Queenの場合やはり5枚目が才能の頂点で、普通はこの段階で自分達の才能に飲まれて行き詰まり、方向性を全く変えて失敗するか、或いは解散してソロ活動に徹するかプロデュー
サーになるか、などですが、Queenの場合には 仕切り直し を果たすんですね。

6枚目の頭から We Will Rock You で始まるのがその決心であると私は解釈しています。

ミュージシャンとして初心に帰るんですね。

あの、ドン、ドン、チャッ は、過去を全て吹き飛ばすかの様な潔さを感じますが、それは当時私がリアルタイムで聴いていたせいかも知れません。

あの頃の自分の気持ちを思い出して見ると本当に、本当に驚いたんですよ!

イメージは、原始人の踊り、でしたから。それまでの高貴なイメージの全く逆で。

今でもQueenの分岐点はあそこだったと思います。

Queenの娯楽性が出てきたのもこの頃からで、7枚目の Mustapha と Bicycle Race などこれまで無かった様な天才ぶりが聴けます。

つづく
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