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A Bit on the Side / Torben Schmidt
失恋船長 ★★ (2014-02-07 13:49:38)
デンマークのバンドSKAGARACKのシンガーが1991年にリリースしたソロアルバム。ギターにEUROPEのキー・マルセロが参加しているのも話題になりましたね。サウンドの方は糖度も高めの哀愁のハードポップと言うよりもアメリカンでエッジの効いたサウンドを軸に堅実な演奏が脇を固め、主役であるトーベンの時にはソウルフルに時にはブルージーにと器用な歌声を際立たせたアレンジに終始しており、彼の歌の上手さを堪能できます。さしずめドゥギー・ホワイトあたりをイメージして頂けるとよいでしょうね。やや楽曲がそつなくまとめられており、個性の埋没が器用貧乏さに拍車を掛けパッと聴きの印象はもう一つだったりしますが(個人的に北欧産の甘美なキラキラハードポップを期待しすぎたわ)聞き込むうちに味が出てきますよ。唄モノではありますが十分にロックしているしキーのギターワークも堪能できるマニアックな一枚、実力派シンガーのメリハリの効いた歌声を堪能してみてはいかがでしょうか

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