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Speed Revolution / Vectom
火薬バカ一代 ★★★ (2014-02-04 22:45:39)
KKKもどきのアートワークを頂く本デビュー作('85年)において、チープな音質のもと繰り広げられるのは、疾走疾走また疾走という、アルバム・タイトルを地で行くスピード・メタル・サウンド。
ガムシャラにブッ叩きまくるDs&激しくのた打つBが形成する性急なリズムに乗って、音程ガン無視のダミ声Voとヒステリックに切り込んでくる2本のGとが、何かに憑かれたように突っ走る様には、「やりたいことに実力は追いついてないけど、足りない分は気合と根性でカバー!」という、(この時代の)ジャーマン・メタル・スピリッツが濃厚に息衝いています。
破れかぶれな暴走を繰り返しながら、飽くまで根っこには正統派HMが植えられている楽曲は初期DEATHROWやS.D.I.なんかに近い印象ですが、良くも悪くもこのバンドを個性的な存在たらしめているのは、清々しいぐらいに音痴なVo。「まぁ楽器兼任ならこんなもんか」と思ってブックレット確認したら、まさかの専任シンガーで鼻水吹きましたよ。
自棄のヤンパチな疾走感が痛快な②⑧⑨、バンドの決意表明と言うべき⑤、パワー・メタリックな味わいも宿した⑥といったヘドバン・ソングを繰り返し聴いてる内に、こちとら「このVoでこそVECTOM!」とすっかり洗脳されてしまいましたが、初めての人が①を聴いたらズッコケること請け合い、か?
初期GRAVE DIGGERやドイツのWARRANT、あとANGEL DUST辺りが問題なく楽しめるマニアにお薦めする1枚です。

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