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Deride at the Top / DOUBLE-DEALER
うにぶ ★★ (2003-03-29 00:39:00)
音がこもっているせいで、損をしていると思います。かなりエネルギーが削がれてます。
音楽性はまあヨーロッパの様式メタルに少しアメリカっぽいのも混ぜた感じの正統派なメタル。暑苦しい声(歌い方もねっとりしてる)は好き嫌いが別れるところでしょうか。個人的にはさほど抵抗はありません。
音質を抜きにして聴けば、なかなかの出来です。
ただ、B!誌の編集長が常軌を逸したくらいのベタぼめで、1stは100点だのこの2ndは98点だの言ってますけど、そこまでかと言えば、全然そんなことはないです。もちろんそこは個人の好みの問題もありますけどね。
ごくごく普通のメタル作品。ヴォーカルもギターも良いですが言われるほど凄いとも天才だとも思いません。日本人じゃなかったらこんなに持ち上げて評価されないのでは?
曲だけなら私も80点以上つけますが、正直そんなに個性的でもないし、名盤とまでは思いません。音も悪いし。
思うんですが、このアルバムの出来でB!誌みたいにあれだけ褒めちぎってたら、彼らが本当に傑作をつくった時に困っちゃうんじゃないでしょうか。それともCONCERT MOONみたいに、「あの時はあれだけ褒めたけど、今だから言うが実はあの時はまだまだ不満があった」みたいに言うんでしょうか? 今じゃCONCERT MOONの前任ヴォーカルはひどい言われようですよね。
誠実にそのバンドを応援するなら、むやみやたらに賞賛するんじゃなくて、問題点も隠さずその時に追求すべきだと思うのですが…。それを知って聴くのと、高い評価に期待ばかり大きくして聴くのでは、印象がかなり違いますから。どんなにすごいアルバムなんだろう!ってワクワクして聴いて拍子抜けした人も多いんじゃないでしょうか。
ポテンシャルはあるし、DOUBLE DEALERはまだまだこれからのバンドだと思います。

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