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LIVE AT THE ROXY / SUGARCREEK
火薬バカ一代 ★★ (2013-02-04 22:16:34)
幻の名盤扱いされていたSUGARCREEKのアルバム3枚が、ESCAPE RECORDSの尽力もあって遂に復刻。更に'02年には国内盤のリリースも実現したのだから、ありがてぇありがてぇ。
本作は'81年発表の1st兼実況録音盤で、ライブ・アルバムがデビュー作と言うとまるでNWOBHMバンドのようですが、ここからは「原盤費用の節約」という現実的な理由以上に、彼らのライブ・バンドとしての自信や自負のようなものが強く感じられます。スポットライトに背を向けて(?)地道に各地をサーキットして腕を磨いたSUGARCREEKが「ローカル・ヒーロー」の地位を確立していたこと想像に難くなく、ライブ・レコーディング当日のキャパ900人の会場に、1200人以上の観客が詰め掛けたと言う逸話もその証左ではないでしょうか(多分)。
ライブならではの熱気と勢いを孕んだ本編は、このバンドらしい優れたメロディ・センスと、スタジオ・テイクと比較しても何ら遜色ないボーカル・ハーモニーの華やかさを随所で発揮しつつも、全体的には洗練よりオーセンティックなロックンロール風味を意識させる作風。その辺は多数収録されているカヴァーの選曲センスにもよく表れているんじゃないかな、と。
国内盤の解説でも指摘されている通り、QUEENにBEATLESにLE ROUX・・・と、バンドのルーツが良く分かる1枚ですね。

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