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Nowhere to Hide / DRIFTER
火薬バカ一代 ★★ (2013-01-09 22:20:13)
'89年発表の2ndアルバムにしてラスト作。
MOTORHEADのフィル・キャンベルがゲスト参戦して②⑨(後者はROSE TATOOのカヴァー)でGプレイを披露。更にリリース当時BURRN!!誌でもレビューされてそこそこの点数を獲得する等、DRIFTERの代表作と言えばコレっつーことになるのでしょうか。
プロデューサーには再びカレ・トラップが登板しているものの、示唆に富んだ幻想的なイラストから直球勝負の写真へとアートワークの変化が物語る通り、全体的にファンタジックな色合いは後退。より重量感を増し、頑健に鍛え上げられたパワー/スラッシュ・メタル然とした内容となっています。
さりとて、別にドラマティック路線の楽曲が姿を消してしまったわけではなく、ちゃんと「歌う」Voに、相変わらず劇的にハモるツインG等、聴き進めるに従ってその手の楽曲が顔を覗かせる本編は、核の恐ろしさについて歌った②、掛け声コーラスも勇ましく社会問題について提起する③④、アルバムのハイライト・ナンバーに挙げられるエピック・ソング⑧等、グッと来る良い曲が揃っています。
ただ、これぞ!という強力な決め手に欠ける構成はデビュー作同様なんスけどね。
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