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Formulas Fatal to the Flesh / MORBID ANGEL
N男 ★★★ (2004-09-28 20:50:00)
1998年発表の5th Album。
日本盤の帯の叩き文句は『銃火器のごときリズムと緻密なギター・サウンド。これぞ帝王のなせる業!極限にまで高められたパワーとテクニックで生み出された、荘厳にして邪悪な、究極のアグレッシヴ・ミュージック。戦慄の第5作。(1998年作品)』
俺が思うに魔王(もしくはラオウ)の最高傑作です、NILEも影響を受けてそうな超絶ブルデスアルバム!!
後任のスティーブも滑舌はともかくデヴィッドに劣らずの存在感を放っている。
スピードもパワーアップし、曲の表現力はその辺のバンドが束になったってかなわないような凄まじい内容。
聴いて特に思うことは、やっぱトレイのバンドなんだなと・・・(BURRN!98年3月号のインタビューでも言ってますが)
デヴィッドがMORBID ANGELにそぐわない歌詞や曲を持ち込もうとしたのが脱退の要因の一つだったみたいです。
ついでに、トレイはもっと自分の思い通りに曲作りがしたかったと当時発言しており、そのためには、ギターも自分一人で弾くのが理想だったようで、エリックも解雇です。
ちょっと変わり者のトレイだが、彼の思想にはとても興味深い。
いつも歌詞がそうなんだが、難しく奥深い。(つーか、ムズ過ぎ)
特に今作には曲作りと同じくらい歌詞に時間かけたらしいです。(この時のインタビューではそう答えているが、『G』の時のインタビューでは「俺は作業にどれくらい時間をかけたとか気にしない人間だ」と素っ気なく応えてる・・・)
何だかんだ言ってこのアルバムは非常に速いです。
因みにバンドメンバーにはドラムマシーンのような扱いをされているPete Sandoval氏が言うにはこのアルバムの曲が一番叩いていて楽しいんだとか。
あとトレイは「MORBID ANGELの音楽をどんな形でも良いから日本アニメに使ってもらえると、とても嬉しい。プレステのゲームでも良い」とも発言してます。
彼の日本アニメに対する情熱を誰か評価してあげてください。

オススメは①、②、④、⑤、⑧です。
疾走曲がマジクソ半端ね—ぞ!!!なんじゃこりゃぁああ!!
ブルータルデスメタル最高傑作群の一つ。


94点。

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