この曲を聴け! 

GARY HUGHES
ムッチー (2012-09-26 05:34:19)
さて、どうしてこうも成長したかというと、歌唱法及び声質自体の変化もありますが、
その声を活かすようなメロディにしてるのも大きい気がします。
以前は、無理にハイトーンを出して間が抜けたような声になる印象もありましたが、
最近は中低音域をメインに据え、高音も一枚膜が張っているような抑え方ですね。
ソロアルバムにおいても、TENの7thの前年にリリースした『ONCE AND FUTURE KING - PART I』では、
既に"Dragon Island Cathedral"で、ハイトーンがかなり苦しそうですが、
8thの翌年の『VERITAS』では、最上質の声になっていますね。
"Veritas"・"In My Head"・"Wide Awake In Dreamland"等での声にはどっぷり聴き入ってしまいます。

こうして最近のゲイリーのヴォーカルが大好きになってからは、以前の声もだいぶ好きになってきました。
ソロの『GARY HUGHES』やTENの1stの頃は物足りない点も多いけど、
2nd、3rd、4thと確実に進化している様も感じられますしね。
最近とは違う、余裕がないからこその、工夫、生々しさ、一生懸命さが伝わります。

声域が狭いとか、なんだか煮え切らないなどの理由で気に入らない人もいるでしょうが、
自分は大好きですね。最近になって、ようやく全面的にそう感じるようになりました。
ゲイリーには、これからもメロディアスロックの良心として精力的に活動してほしいですね。

→同意