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Time Is Up / HAVOK
火薬バカ一代 ★★★ (2012-07-19 23:17:35)
相変わらずジャケットはイマイチですが、中身はデビュー作『BURN』を凌駕する高品質なスラッシュ・サウンドが詰め込まれている、'11年リリースの2ndアルバム。
サイドGとDsにメンバー・チェンジが発生しているものの、大黒柱たるデヴィッド・チャべス(Vo、G)と、激しく動き回るBプレイで本編にゴリゴリとアクセントを入れまくるジェス・デ・ロス・サントスの2人が健在ゆえ、音楽性に大きな揺らぎはなし。寧ろ、前任者以上に精密なドラミングをこなせる新メンバーの加入によりサウンドの切れ味が大幅な向上を遂げ、それゆえ楽曲が備える攻撃性や疾走感がグッと際立って聴こえるという好結果に繋がっています。
特に②④⑤は、ザクザクのGリフと起伏に富んだリズムに乗って、力強いシャウトを轟かせるVo、そして息の合ったツインGとがテクニカルに乱舞するという従来の魅力に加えて、メロディや曲展開のキャッチーさも強化が図られているという隙のない名曲っぷり。
他にも、一層タイトに鍛え上げられた①③⑥のような高速スラッシュ・ナンバーの仕上がりも上々で、本作は日本盤が出てないのが不思議なぐらい高品質な1枚となっております。

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