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The Electric Age / OVERKILL
火薬バカ一代 ★★★ (2012-04-22 08:15:59)
噛み付くように捲くし立てるブリッツのハイテンションなVo、野太い音色で存在感を主張するD.D.のB、ボビー・ガスタフソンの幻影を消し飛ばす名演連発のデイヴ・リンクスと、バキバキにビルドアップされたリフを刻むデレク・テイラーのGコンビ、それにコンクリの如き硬質なリズムを鼓膜に叩きつけてくるロン・リップニッキのDs・・・といった具合に、百戦錬磨の猛者達が隊列組んで織り成す、鋼の如き強靭さとハッチャけた炸裂感を伴ったパワー・サウンドのド迫力に、ただただ黙って平伏する'12年発表の16thアルバム。
スピーディ/アグレッシブ/ダイナミックの三拍子揃った名曲①で幕が開く本編は、ここ数作で提示された現行OVERKILLの作法に則った作風を実直に継承しつつ、OPナンバーからして早くもIRON MAIDENを思わせる勇壮な(ライブ映えしそうな)シンガロング・パートを導入。メロディアスなGソロの練り具合といい、重厚感より俊敏なフットワークやドラマ性重視の曲展開といい、今作は全体的にオーセンティックなHM成分が増量されている印象が無きにしも非ず。中でも切れ味鋭く突っ走るスピード・メタル風味の⑤は、メタル者ならハート鷲掴みのキラー・チューンですよ。
キャッチーなノリの良さとヘヴィ・メタリックなダイナミズムが同居した②、パンキッシュな③、アルバム随一の劇的さを誇る⑥、ハイテンションなスラッシュ・ソング⑨に、穏やかなイントロから激烈なスパートへと転じてラストを締める⑩・・・といった王者の風格漂う名曲の数々を聴くにつけ、OVERKILLが今後10年は余裕でスラッシュ・シーンの頂点に君臨し続けるであろうことを確信させられる1枚。

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