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Facelift / ALICE IN CHAINS
殺戮の聖典 ★★ (2006-04-02 23:37:00)
レイン・ステイリー(Vo)、ジェリー・カントレル(G)、マイケル・スター(B)、シーン・キニー(Dr)の4人組により結成され、NIRVANAやSOUNDGARDENらと共にシアトル産グランジ・ロックの隆盛を築いたバンドによる'90年発表のデビュー・アルバム。
明らかにBLACK SABBATHからの影響を受けたと思われるダークかつヘヴィなサウンドは「憂鬱」と表現するに相応しいが、ときに美しさを感じさせるレインの歌唱やジェリーのトリッキーなギター・プレイは要注目。
楽曲の方も、心地よいグルーヴ感の「WE DIE YOUNG」、名曲は単調なリフにより生まれるのだと再認識させられる「MAN IN THE BOX」、ダークでありつつもメロディアスな「SEA OF SORROW」の頭3曲の出来は秀逸。
その後も、憂鬱さ満点の「BLEED THE FREAK」、ジェリーのトリッキーなギター・プレイが秀逸な「I CAN REMEMBER」、引き摺るようなリフが耳に心地よい「IT AIN'T LIKE THAT」、BLACK SABBATHのWAR PIGSを髣髴させる「SUNSHINE」、跳ねるようなギター・リフが印象的な「PUT YOU DOWN」、美しいギターの音色を聴かせる「CONFUSION」、歌メロがキャッチーですらある「REAL THING」等、コンパクトで良質な楽曲が続く。
ただし、人によっては似たような曲調に途中ダレると感じる部分があるかも。

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