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Conductors of Noize / ATOMKRAFT
火薬バカ一代 ★★ (2011-04-24 19:35:18)
内輪揉めで一時バンドから離れていたト二ー“デモリション”ドーラン(B)が復帰して、'87年に発表された6曲入りミニ・アルバム。
SLAYERやEXODUSら名だたる連中とツアーを共にし、METALLICAの成功に端を発する同時期のスラッシュ・メタル・ムーブメントの盛り上がりに触発されたのか、元々スピーディ&アグレッシブだったサウンド・スタイルがここに来て益々先鋭化。エッジを効かせた音作りに、シャープ気味のシャウトを繰り出すVo、鋭利に刻まれるGリフから、激しくのたうつ野太いBに畳み掛けるように疾駆するDsまで、そのスラッシーな作風はATOMKRAFTのカタログの中でも随一の攻撃性の高さを誇る。
特に、切り裂くような高速スラッシュ・ナンバーが連続する、本編後半(④⑤⑥)の有無を言わせぬ加速感は圧倒的カッコ良さ。
バンドは本作を最後に解散してしまうわけだが、これ聴くと「あと1枚ぐらいフル・アルバムを作って欲しかった・・・」と思わずにはいられません。
尚、その後ト二ー・ドーランはデモリション・マン名義でVENOMに参加し、『PRIME EVIL』『TEMPLES OF ICE』『THE WASTE LANDS』という隠れた英国HMの名盤作りに貢献。また、その魁偉な容貌を活かして俳優業にも進出し、『ジャッジ・ドレッド』や『マスター・アンド・コマンダー』といったアクションや戦争映画にも出演を果たしている。(で、'04年にATOMKRAFTを再結成)

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