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Queen of Death / ATOMKRAFT
火薬バカ一代 ★★ (2011-04-23 19:32:07)
制作中に、所属マネージメント会社を巡りバンド内でトラブルが勃発。これに伴い中心メンバーのト二ー“デモリション”ドーランがラインナップから離脱してしまったため、彼に代わるフロントマンとして元AVENGERのイアン“デイヴィソン”スウィフト、新BにD.C.RAGEことダーレン・クックを迎え入れて4人編成でレコーディング作業が進められ、'86年にリリースされた5曲入りEP。(但しト二ーも数曲でBをプレイしている)
荒々しく猛るEP表題曲“QUEEN OF DEATH”、ハイテンション且つ攻撃的な疾走曲“PROTECTOR”“DEMOLITION”を聴けば一聴瞭然、基本的にはデビュー作『FUTURE WARRIORS』の延長線上にある、スピーディでアグレッシブなパワー/スラッシュ・メタル・サウンドを演っているわけだが、よりメロディアスに歌える専任シンガーが加入した事で、ドラマティックに盛り上がるメランコリックなバラード“FUNERAL PYRE”や、アコギによる叙情的なインスト・ナンバー“MODE Ⅲ”を収録する等、収録楽曲のバラエティはグッとその幅を広げている。
5曲収録の小ボリュームにも関わらず満腹になれるという、高カロリーなジャンクフード感溢れる1枚。
尚、一度は脱退したト二ー・ドーランだが、この後すぐバンドへの復帰を果たしている。

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