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自殺について
Usher-to-the-ETHER (2004-04-30 15:45:00)
自殺というのは人間の持つ本能の誤作動だと聞いた事があります。
ある辛い事が続くと、それを原始から人間に備わった本能は「危機的状況」と認識し、様々な自己防衛プログラムが働きます。
例えば、原始においての「敵から逃げ、身を隠すことで生存を計る」本能が作動するので人と会う気がしなくなりますし、「敵を倒し生存を計る」本能は人を原因不明の怒りに駆り立てます。
また、「周囲を警戒させる」本能も作動し、なんとなく不安で落ち着かなくなります。
これらの本能は、原始時代であれば例えば「猛獣に襲われた」「敵に囚われた」といった、本当に命の危険に関係した状況で発動していたようですが、今日では精神的な疲れによって誤作動してしまう事が多いようです。
ちなみにこの状況の人に「行動を起こせ」というアドバイスをする事は、本人もその行動をする事を思いついてはいるが実行できていなく、その事に苦しんでいる事が多いため、却って本人の自尊心を低下させ、生きる意欲を奪う事になりかねません。
一番効果があるのはじっくり、話の腰を折る事無く話を聞いてあげることだそうです。
上記のような「怒り」「不安」などが渦巻く状況によりいよいよ切羽詰ってくると、「見込みの無い活動をあきらめ、次の行動に移る」という本能が発動してしまいます。この本能の対象が「生きること」に向かうと、「自殺」という選択肢が頭に浮かぶ事が多いみたいです。
更に生物全てに備わる「種を繁栄させろ」という本能は、生命保険に加入している場合や「自分がいなくなれば周りは助かるのではないか」という考えをもっている場合、心地良い刺激として脳内を流れるので更に自殺を後押ししてしまいます。
つまり、「自殺」というのは人間の持っている本能なので否定も肯定も、「強い」「弱い」も無いと思います。

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