この曲を聴け! 

様式美について詳しく知りたいのですが。
ひょうすべ (2003-06-11 18:36:00)
確か元々はロニー時代のRAINBOWの楽曲をDEEP PURPLEの楽曲と区別する為に使われたんじゃないかと記憶しています。
“ROCKに中世の雰囲気や音を持ち込んだ"ということで“中世様式美"がいつの間にか“様式美"と呼ばれるようになったような気がします。
「クラシックじゃないのか?」と思われがちですが、当時プログレ・ポンプロック関係がクラシックを取り入れた作品を作っていましたが、“様式美"とは呼ばれていなかったので“クラシック"ではないと思います。
また、私が中学生の頃、様式美系=RAINBOWタイプと言うことで意思疎通ができていました。
その後、様式美の解釈はどんどん拡大解釈されます。
まず、ロニー時代のRAINBOW楽曲からRAINBOWに在籍していた人であれば“様式美"と解釈されていきます。
特にリッチー=様式美と解釈される事が多く、かつて在籍していたDEEP PURPLEも“様式美"と呼ばれるようになりました。(このあたりはSILVER MOUNTAINが登場して、SILVER MOUNTAINは様式美だからDEEP PURPLEも様式美という説もあります)
その後、デヴュー当時リッチークローンと言われたイングウェイの登場で、いつの間にかネオクラシカルが“様式美"と呼ばれるようになり、この影響で、光速ギタリストがいるバンドを様式美系と呼ぶようになりました。
よく分類時に“様式美/クラシカル"と一括りにしているのは、ここら辺りからきているのだと思います。
また、様式美は上記の解釈とは別の解釈もされていきます。これは“様式"という言葉を辞書で引いていただくと判るのですが、「芸術作品・建築物などで、ある時代・民族、また流派などの中にみられる、特徴的・類型的な表現形式。」という文言通り解釈され、その為IRON MAIDENやJUDAS PRIEST、ジャーマン系のパワーメタル、“正統派"と呼ばれていたメタルまでもが“様式美系"として分類されている場合もあります。
現在では上記2つの解釈が入り混じっているので、とても判りにくいです。
以前「B!誌」で様式美の特集をやっていましたが、各編集者の解釈が様々な為、いろいろなバンドのアルバムが紹介されていた事は、興味深かかったです。つまりは専門誌ですら正確に把握していないのが現状ではないでしょうか?
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