この曲を聴け! 

教えてくださいデス!!
YOSI (2003-01-11 23:41:00)
やった!ここには少ないFEAR FACTORYファンの予備軍の方ですね。僕もFEAR FACTORYは好きなんです。だから思わず書きこみしたんですが、残念ながら、
>「CONCRETE(コンクリート)」というアルバムでもそのvoは聴けるのでしょうか?
って問には答えられません。まだもってないから。
>あとそれと「DIGIMORTAL」と「CONCRETE」ならどちらがいいでしょうか?
すいません。答えられない。偉そうにいって僕は彼らの2nd、いや「CONCRETE」をいれると3rdにあたる「DEMANUFACTURE」しか聴いていない。ただそれでも、
>サイバー・へヴィ・メタルとは具体的にはどんな感じなのデスか?
って問には答えられます。まず音楽性としては、デスメタルという感じはしません。デスの生々しさ、グロさ、残虐さとは異なる機械的で金属的で冷酷なムードが支配的で、それを表現するために、楽器陣は人間性を殺したかの正確で表情がないプレイ(まるで打ちこみであるかのような)をします。ドラムが特に超絶で、「新世紀の究極のツーバス使い」なんて呼ばれてますが、オカズとか遊びの全くない正確無比で冷酷で超テクニカルなプレイです。よく「マシンガンのようなドラム」とかいいますが、彼は「レーザーガンのようなドラム」とすら思えます。他の楽器陣もそれに追随して、ソロとかアドリブらしきものが全くない、レーザーブレードのようなリフの嵐も撒き散らします。さらに冷たくも近未来な響きのキーボードもうっすら加えられてます。いい忘れましたが「DEMANUFACTURE」アルバムには疾走曲が多いので、初心者やモダン系が苦手な人でも爽快に聴けます。で、Voは仰るように『デスヴォイスからクリーンヴォイスへと・・・』変化します。例えば出だしがメロディアスに歌って、そこから突如激烈に変化とか、バースがアグレッシヴでコーラスがメロディアスでキャッチ‐とか。力強い声質でデスヴォイスは雄々しく、クリーンヴォイスは美しいです。ただしVoも「非人間的な」ムードを出すために、抑揚とか表情とかを全くつけないで、押し殺したような無表情さで、逆にその奥の憎悪や恐怖を伝えようとします。歌詞は殆どが「機械と人間の闘い」、「機械文明の中で失われる人間性」といったテーマで、バンド名(恐怖工場)、歌詞のコンセプト、アテチュード等が全てシンクロしています。よく映画「ブレードランナー」とかの世界観に影響を受けたことをメンバーは語ります。逆にそういったテーマを表現するために、先述の非人間的なプレイとムードを使っているわけです。
僕もそれしか聴いていないから断言は出来ませんが、一般的にHMファンが聴きやすい作品は、「DEMANUFACTURE」のようです。確かに、コンセプトとかを抜きで速くてへヴィでキャッチ‐で雄々しいHM作品です。その後はインダストリアルで実験的、プログレ的な作風となり、初期はもっとデスメタル・グラインドコア色が強いと聴いてます。しかしいずれにせよ全ての時代で評価は高いです。最近のIN FRAMESとかSOILWORKとかTOOLとかとも共通点があるサウンドなので、それらのファンなら気に入るでしょう。といったところで長々と失礼しました。
→同意