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Somewhere in Time / IRON MAIDEN
ひょうすべ ★★ (2000-08-27 23:08:00)
IRON MAIDEN史上最高のメロディアス盤。
『NUMBER OF THE BEAST』より加入したブルースは、IRON MAIDENに曲の広がりを与えたが、歌えるボーカリストの加入により、楽曲が一本調子になり、このバンドの特徴でもある変調もかなり減った。それでもボーカルの力量により、メロディアスに聴こえていた。
この状況に危機感を持ったスティーブが、このアルバムでブルースを曲作りから排除し『KILLERS』より加入のエイドリアンを曲作りに積極登用している。
①④⑤⑧のNWOBHMの典型的なHARRIS-SIDEと新しい方向を示唆したメロディアスな②③⑥のSMITH-SIDEにMAIDEN最速ナンバーの⑦が加わった楽曲郡をブルースの伸びやかなヴォーカルが、まさに新生"IRON MAIDEN"を示唆している。(これは近未来のエディーのアルバムジャケットでも明らか)
しかしながらこの体制は長続きせず(そりゃ~ブルースが黙ってない!)この攻撃的なアルバム以降コンセプトアルバムをはさみ、安定感を求める受身的なMAIDENになってしまった。
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