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今のカヴァーブーム
Usher-to-the-ETHER (2010-06-06 08:07:00)
父が欲しがってたので、徳永英明さんの「ヴォーカリスト4」を買って来たんですが…
坂本冬美さんのカヴァーアルバムもそうだったんですが、なんか最近のカヴァーって
アレンジが本気でつまらない、というか、アッサリ空気になるものが多い気がするんですが…。
カヴァーアルバムって、個人的にはそのアーティストの解釈を楽しむものだと思ってるので、
徳永英明さんや坂本冬美さんのカヴァーアルバムの出来にはすっごく不満。
声以外にアーティストの個性が出てるとも思えないし、ポップスとしても地味過ぎる。
歌を聴かせるにしても、歌が沁みて来る前に音自体に飽きてしまう…。
犬神サーカス団や五人一首のメンバーによるアニソンカヴァーも、デーモン小暮さんによる
歌謡曲/ポップスカヴァーも(決して悪くは無いけど)無難な出来でちょっとがっかり。
ハードロックバンドなんだから、もっと派手に楽しくハジけてくれればいいのに。
少し前に出た、織田哲郎さんのセルフカヴァーアルバムのカラフルさを少しは見習って欲しい。
特に上戸彩さんに提供した「愛のために」は選曲もアレンジも意外で凄く良かったです。
他には、快楽音楽堂の童謡カヴァー、みとせのりこさんの唱歌カヴァーはなかなかでした。
瞬火風Voの「赤鬼と青鬼のタンゴ」とか、プログレめいた「雪のおどり」なんかは
意外性もあるし、アーティストの個性も出ていて、素晴らしいと思う。
…結論としては、カヴァーブームは大いに歓迎。
知られざる名曲の発掘や、既存のメロディを使って如何にアーティストの個性を発揮できるかを
楽しんだり、カヴァーの意義は大きいと思う。KINKI KIDSのメタルアレンジとか聴きたい。
ただ、アレンジが凡庸でつまらないカヴァー、これだけは本気で止めて欲しい。

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