この曲を聴け! 

聖飢魔Ⅱを、デビュー当時or初期から聴いていた方へ
ばい(by) (2003-11-18 22:23:00)
・このページのあちこちで書いているためクドいと思われるかもしれませんが(汗)、僕が持っていた日本人の音楽に対する偏見を、木っ端微塵にぶち壊してくれたのが聖飢魔Ⅱでした。で、ショックを受けまして、貪る様に全教典をコンプリートし終えたのは少し前の話です。初期のころの、あの悪魔悪魔した楽曲やホラー話系のストーリーを持った曲も好きですが、あおさん同様、僕もあまり聴きません。聖飢魔Ⅱの曲はどれも好きなのですが、やはりルーク参謀が加入されてからしばらくたったくらいの、「『おかしさ』は減ってしまったものの、完成度の高い曲をたくさん世に送り出した中期~後期」頃の教典を良く聴きます。
・僕は、音楽に関しての『復古主義』という考え方が嫌いでした。「あの頃のアルバムが好きだ」という感想は素晴らしいと思いますが、「あの頃に戻ってくれ!」という意見には「何を今更・・」と考えてしまいます。バンドとは常に進化するものであり、今更それをグダグダ言っていてもしょうがないだろうがと思っていたのです。と・こ・ろ・が、最近とあるバンドに対して、僕の中で「昔に戻ってくれないかなあ~」という思いがですねえ。フツフツとこみ上げてくる様になってしまったですよ(汗)
・僕は好きになる音楽をジャンルで選びません。しかし、やはりヘヴィメタルは「ヘヴィメタル」として聴きたいんです。ヘヴィメタルバンドは「ヘヴィメタルバンド」として好きでいたい。そこを、「ヘヴィメタルバンド」を銘打ってはいるものの、キャッチーさを通り越してどんどんポップス路線に脱線(という言い方は語弊があるかと思いますが)して行くバンドに対して、「????」な感情を抱いてしまうことは否めません。で、確認の意味もこめて、あらためて「ヘヴィメタルを聴く」耳でもって聖飢魔Ⅱの「NEWS」と「MOVE」を聴いてみた所、思ったんです。「僕としてはOKだけど、これって他のヘヴィメタルファンからは顰蹙を買ったんじゃなかろーか」と。
・僕は音楽面だけでなくエンターテイメント性も追及するバンドが大好きですし(じゃなかったらKISSや聖飢魔Ⅱは聴いていません! 笑)、バンドの可能性やヴァリエーションの一つを追求する意味としてポップスっぽい曲をやることも嫌いではありません。が、その根底にはやはり「ヘヴィメタル」があり、そのことをちゃんと「音楽としてのヘヴィメタル」で表現して欲しいと思います。聖飢魔Ⅱは、その点で信者を裏切らなかった。僕はそう思いました。ATOSSさん、あおさん、お答え頂きありがとうございました!
>ATOSSさん
・キツ~く言われます>(笑) なるほど。最終教典についてはそのような思い入れがおありの方もいらっしゃると。僕はその最後のミサをCDでしか聴けないのですが、最後のELDORADOの閣下のMCは、聞いているだけで何かこみ上げてくるものがあります。解散後に聖飢魔Ⅱの存在を知った輩の癖に生意気ではありますが(赤面)
>あおさん
・僕は音楽の素晴らしさと、「意外性」を持ちあわせたバンドやアーティストが好きです。すごくコワそうな外見なのに性格はとっても子供っぽくて可愛かったり、頭の悪そうなノリノリストレートロックをやるくせに音楽に対する姿勢や自己の哲学がびっくりするほどしっかりしていたりする人が好きです。僕が聖飢魔Ⅱを好きな理由の一つも、この「意外性」を兼ね備えているからです。悪魔の格好をして「ぐはははは~」等とおフザケ系を演出しつつ(しかも細部に至るまで徹底している!)、バンドの演奏能力や楽曲のクオリティは抜群に高く、センスが光っているからです。いやはや、頭の良いバカというものは手におえません(笑)最高です!
・僕はてっきり「PONK!」も、奇をてらった聖飢魔Ⅱ風の、センス溢れるジョークアルバムだと思っていました。一曲目を聴いたときは思わずズッコケてしまいましたよ(笑)。『このアルバムのタチのわるいところは「真剣にフザけすぎたあまりジョーダンなのか本気なのか分からない所」だ』とまで考えていた始末。「PONK!」製作にあたり、聖飢魔Ⅱは何を狙っていたのでしょうか?真相やいかに・・・発表当初はイロイロあったようですが、そんな時にこそ、バンドのヘヴィメタル魂を見せつけて欲しかった所でしょうか?
→同意