この曲を聴け! 

HMジャンル細分化の功罪

直孝 (2003-10-19 17:04:00)
メガデスの3rdでスラッシュ一本やりに陥ってしまった私は、恥ずかしながらその細分化(その当時は、そんなに細分化されていなかったような...)された他の、LAメタル等を「こんなのメタルじゃねー」とか「何だこのルックスは」とか絶対に認めませんでした。
しかし、アルバムの解説等を読んでいくうちに、「このバンドは、こんなところから影響を受けている」だとか、「この曲は、ブルーズぽいね」だとか、いろんな要素からそのバンドは成り立っているんだな~と思うようになり、こんなジャンルも聴いてみようとか、ルーツをたどってみようと思えるようになっていきました。
おかげで31歳になる私の音楽ジャンルは、非常に広くなりました。
ホワイトスネイクの「サーペンスアルバス」アルバムは高校生の時、友達に1000円で売ってしまったのですが、20歳代後半に買いなおし、お気に入りの1枚ですし、デフレパードの「ヒステリア」アルバムは「何だ、このアルバム。スピードナンバーないやん」。これってロック?とまで感じていたのが、夜、田舎道を1人でドライブしている時には、欠かせないアルバムになりました。
ちょっと「HMジャンルの細分化の功罪」というテーマにそぐわない意見になってしまったかも知れませんが、今は「こんなジャンルしか聴かない」。というリスナーもそのジャンルにもルーツ等があるわけですから、そういった方向に興味を持つようになると、いろんな方向に向かって行くんじゃないんですかね。
余談ですが私が今興味を持ち始めたバンドはブラックサバスです。高校生のとき友達に1stを借りて30秒で聴くのを止め、次の日に返してしまったのですが(笑)、最近、図書館でオジー在籍時の2枚組のベスト盤を借り、寝るときの子守唄になっています。かっこいいね。