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HM/HR版トリビアの泉
鷹の目 (2003-08-22 01:58:00)
今から5、6年前、あるイベント(おそらくヘヴィメタル王座決定戦)のコーナーの1つで「いかに自分のMANOWARへの熱い気持ちを表現するか」というものがあった。審査員はMANOWAR本人達。もちろんMANOWARのファンの方達はそんじょそこらのデスメタラーなんぞ軽く吹き飛ばす程の熱い人間ばかりだ。しかも今回は言わばMANOWARファン日本一をMANOWAR自身に決めてもらうといっても過言ではない。ファンの人々に気合が入らないはずがない。
かくしてそのコーナーには他を圧倒する気合の入ったファンの人たちが集まり、全てのコーナーの中で最も熱いコーナーとなった。そして審査が始まるとファンの方達は自らの熱い想いをMANOWARに必死に伝えた。確か、上半身裸で踊りまくってその熱き想いを訴えた女性もいたはず。しかし、その熱きファンの中で一際異彩を放つ漢(おとこ)がいた。その漢は自らの手にナイフで「MANOWAR」と刻み、その熱き想いを表現した。
結果、その漢が優勝。MANOWARの方達はいたく感動し、優勝者に与えられるMANOWARからの贈り物は「我々が帰国してから贈らせて頂く。」と約束し、そのコーナーは大興奮のうちに幕を閉じた。
おそらくMANOWARの方達は普通の品ではその漢の熱き想いに答える事ができないと考えたのであろう。彼らは帰国後、命の次に大切にしていると言われる「MANOWARの剣」(名前を知らないのでとりあえず勝手に命名。アルバムジャケで実際に彼らが持っているもの)を彼らに送った。それほど大事なものをファンの熱き想いに答えるために惜しげも無く贈った。ファンはアーティストを心の底から支持し、アーティストはファンに最大限のリスペクトを払う…。そんなファンとアーティストの理想の形ともいえる関係がここにあった。
だが、ここに一つの悲劇が起きた。何と、MANOWARの剣はMANOWARの元に送り返されてしまったのである。もちろんそれはあの漢がした事ではない。MANOWARの剣は真剣のため銃刀法違反で税関で引っかかり、送り返されてしまったのである。何と言う悲劇……。(後日、MANOWARからは代わりの品が送られたらしい)
さすがだぜ!ヘイル!